2016年4月11日月曜日

定期研修会 グループディスカッション報告


みなさんこんにちは。

遅くなりましたが、定期研修会のグループディスカッションの報告をしたいと思います。


2015年度の定期研修会は「原点回帰」をテーマに今までの選択制の定期研修会ではなく、アテンダントのみなさん全員に同じ内容の研修を受けてもらい、日ごろのアテンダント活動について振り返ってもらうために、お宅訪問とグループディスカッションの2つの研修に絞ってアテンダント定期研修会を実施しました。


グループディスカッションでは、「アテンダント活動を振り返ろう」というテーマで、参加者が経験年数のバラバラな少人数のグループに分かれて(2015年度に入った新人さんは新人だけのグループ)

①アテンダントを始めたきっかけは?
②障害者観は変わった?
③この仕事を続けている理由は?

というこちら側が用意した議題をベースにして、またそれ以外のアテンダントさんがメインストリームに思うことや普段の介助中に悩んでいることなど話し合いました。
その後、各グループで一人発表者を決めてグループで話し合ったことや感じたことを発表してもらい、他のグループがどんな様子だったかを共有しました。

 

グループディスカッションは、7月 9月 11月 1月 3月 の計5回おこないました。

グループディスカッションは5回行いましたが、ここではまとめて報告したいと思います。
それでは、グループディスカッションの様子を振り返っていきたいと思います。





①アテンダント活動を始めたきっかけ

アテンダント活動を始めたきっかけでは、学校まわり、知人の紹介でアテンダントを始めたという意見が大多数を占めていました。少数派としては、メインストリームのホームページを見てという人もいました。

②障害者観は変わったか?

アテンダントをする前は、障害者のイメージといえば、かわいそう、何もできない、大変というイメージを持っていたが、アテンダントをはじめてから障害者が自分で指示を出して介助者を使ったり、健常者と同じように旅行に行ったり、お酒を飲んだり、自分の好きなことをしているのを見たり、実際に関わっていくと、かわいそうとかいうイメージが無くなったという意見がありました。

また障害者観は良くも悪くも変わっていないという意見がありました。それは、障害者や健常者という見方をしていなくて一人の人間として見ているからという意見でした。

③この仕事を続けている理由

この質問に対しては、やめる理由がないから、利用者との人間関係ができお互いのことが分かっていて働きやすい、居心地がいい、働きやすい環境、利用者の成長や喜ぶ姿をみるのが嬉しい、自分が成長出来る、将来に活かせるから、時給が高いから、といういろんな意見がでました。
いろんな意見がでましたが、みんなに共通したのは、このアテンダントの仕事が好きだからということでした。

〇その他の印象的な意見

自分がもし障害者だったら自分に介助されたいか?という質問に対して、普段介助に入る時から相手(利用者)の立場になって考えるようにしている。

アテンダント活動は人によって見える景色が違うので、役者になれる。

メインストリームの事務所に入りにくい。

この意見は多くのグループから出ました。




〇参加者の感想

・自分と違う視線の人と話しをすることで、改めてアテンダントの役割や意味を考えられて良い機会   になった。

・少数のグループでの意見交換と普段は見かけない人とも楽しく研修ができた。

・これまでのアテンダント活動を振り返って、自分がアテンダントを続けている理由を改めて考える機会になった。




今回の定期研修会はみんなに同じ内容の研修を受けてもらうためにお宅訪問、グル―プディスカッションを企画しました。

当たり前のことですが、経験年数や物ごとを見る角度の違いから上記にも触れたように、活発な意見が飛び交いました。

今後も定期研修課としては、これらの意見を踏まえつつアテンダント活動に活かせるような研修会にしていきたいと思っています。

これからもスタッフ、アテンダントそして健常者、障害者の垣根を越えて少しでも障害者観が変わるように一緒にやっていきましょう。

よろしくお願いします。
  


 

2016年1月20日水曜日

定期研修会 お宅訪問報告9月~

 みなさんこんにちは!
 
定期研修会①のお宅訪問の9月と予定を変更して11月、12月に開催されたい分を報告したいと思います。
 
では、早速ですが9月のお宅訪問から~
 
〇江富さん宅〇
 
江富さん宅には、アテンダントを始めてまもない人から経験年数の長い人、男性女性と色々なアテンダントさんが参加してくれました。
江富さんが生まれてから自立をしてから現在に至るまでの自分史を話してくれました。
家にいた時は基本的に母親に介助をしてもらっていたが、家族の変化(祖母の病気)で介助をあまりしてもらえなくなり苦労したことや自立をした当時はよく家で介助者を招いてパーティーをしていたこと、メインストリームで何か役割を持ちたいと思い、今、木曜日の生活介護の時間でやっている喫茶トミーを始めたきっかけを話してくれました。
自分史の後、アテンダントさんから江富さんへ質問が結構でました。「江富さんのこれからやってみたいこと、夢はなんですか?」という質問で「夢は結婚すること!」という答えから、話が盛り上がり、どうしたら江富さんの恋愛がうまくいくかをみんなで話し合いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
〇井内さん宅〇
 
井内さん宅は、自己紹介で始まり、25年前のビデオを見て井内さんの自分史、質問タイム、感想を共に共有するといった流れでお宅訪問が行われました。
障害があっても、障害をその人の個性ととらえて、社会の中で色々な人と関わって健常者と同じように自分らしい生活をしていること、自己決定、自己責任や恋愛の話などを話してくれました。
井内さんの前向きな姿勢、まっすぐに向き合う姿勢などが伝わり、とても井内さん雰囲気の会になりました。参加者には自立の重要性が伝わったんではないでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここからは、写真なしの報告になります。
 
 
〇甲斐さん宅〇
 
甲斐さんは元々アテンダントとして活動していて、病気をきっかけでアテンダントから利用者になった人でアテンダント、利用者の両方の立場を経験した人とは違った経歴の持ち主です。
そんな甲斐さん宅のお宅訪問では、アテンダント時代の話、利用者になった時の心境、生活の変化などを語ってくれました。
アテンダントをしていた時は「自分が介助者として一番」という気持ちを持っていた。
アテンダントの経験、メインストリームに関わっていたから病気になった時に精神的に落ち込んだりすることはなかったという話でした。
甲斐さんの話から、アテンダントをしていたからこそ、介助やメインストリームの活動を通じて障害があっても介助者を使って自分らしい生活ができるということを知っていたから自分が急に利用者になったとしてもそれほど落ち込まないでそれを受け入れることが出来たのだと思います。そういうところもアテンダントという仕事の大事な要素だと感じました。
甲斐さんの話はとても貴重でした。
 
 
〇植木さん宅〇
 
ここでも植木さんにしか出来ない貴重な話が聞けました。
障害、施設、セクシャルマイノリティー、自立生活のことを中心に話をしました。
性同一性障害という障害を受け入れることが人生のターニングポイントになったということを参加者に分かりやすく伝えました。
また、話の他に物色TIMEという部屋の中を自由に探索してもらうという時間を設けて、話をきくだけでなく視覚的にも植木さんのことを理解してもらいました。
 
参加者の感想
・性同一性に関する話は普段聞く機会がないので色々と知ることができた。
・自分自身がまず障害を受け入れないとなかなか植木さんがしたい方向にはなかなか進めないん    やな。
 
〇牧井さん宅〇
 
牧井さんと馴染みの深い人や浅い人、初対面の人などバラエティーにとんだメンバーで少人数ということもありリラックスした雰囲気で和気あいあいと行われました。
何気ない電車の音でさえ牧井さんにとっては自立生活を実感するもの、趣味の短歌やスポーツ観賞の話から地域での自立生活を楽しんでいる様子がすごく伝わる内容の会になりました。
 
参加者の感想
・生活の自由さが手に入れるという意味で大変なこともあるけれど地域での自立生活の大切さがよく分かった。
・すごく生活を楽しんでいる様子が聞けて良かった。
 
 
〇新井さん宅〇
 
新井さん宅では自分史を通して、事故で障害者になったこと、恋愛、施設での話、障害をもってからの人生の話をしました。新井さんとあまり話したことがない人が参加されていたので、新井さんのことを良く知ることの出来るお宅訪問になりました。
 
参加者の感想
・新井さんの過去の知らなかった話を聞けてとてもためになりました。
・障害者のイメージがさらに良くなった。
・途中で障害者になっても、好きなことが出来るということを知れて良かった。
 
 
〇横須賀さん宅〇
 
大学教授をしている横須賀さんからは、メインストリーム協会に対して中立の立場からメインストリームの現状や障害者運動のこと、介助者との関わり関係のあり方について横須賀さんが培った経験をもとに話してくれました。
利用者とアテンダントの関係性やコミュニケーションの大切さなど、改めて重要だと感じた。という参加者の感想にありました。
 
 
〇木村さん宅〇
 
木村さん宅では、女性だけで行われました。初めに木村さんの人生を話して、その後に質問の時間をとってアテンダントさんから木村さんへの質問だけでなく木村さんからアテンダントさんへの逆質問もありお互いに意見の交換が出来ました。
他のアテンダントさんの様子や悩みも聞くことが出来き自分だけではないんだと思うことが出来た。
とたという感想がありました。
 
 
〇飯塚さん宅〇
 
延期になっていた飯塚さんのお宅訪問を11月と12月に行いました。
両日とも参加者が少人数ということでみんなで輪になって話の途中でも質問があればその都度質問するという形式で行いました。
過去のアテを使って生活する中での失敗した時の話や飯塚さんの写真など普段なかなか聞けない話が聞けたり見ることが出来ました。
また、飯塚さんから参加者にアテンダントを始めたきかっけは?などの質問があり、ただ話をきくだけではなく、アテンダント活動について振り返ることの出来るような内容でした。
 
 
 
以上がお宅訪問9月からの分の報告になります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2016年1月6日水曜日

【8月】お宅訪問レポート♪

更新が大変遅くなり、申し訳ありません。

8月のお宅訪問の報告をします。

~8/7(金)~
☆土井さん宅☆
土井さんは自立生活を始めて12年になります。
お宅訪問では、自立生活に至った経緯や趣味の話で盛り上がり、終始なごやかな雰囲気で進んでいきました。自立した経緯としては、先にスタッフである下地さんが自立をしていて下地さんの生活を見て、『これなら自分も自立生活が出来るかも!?』と思い自立生活への思いを膨らませいたそうです。ほかにも自立生活をする前に、当時メインストリーム協会が企画していた、『メインストリームツアー』にも参加したそうです。(←このツアーは実際にアメリカに出向き、本場の自立生活というものを肌で感じるというものだそうです)
土井さんはお宅訪問の最後に自立生活を1人でも多くの若い障害者にして欲しいとおっしゃっておられてました。




●参加者の感想
・土井さんとは単発でのアテンダントのみでの間柄だったので、色々自立した経緯など知れて良かった。
・普段は土井さんの趣味の話ばかりしているので自立した当初の話を聞けて良かったし、これらの話を聞ける機会はお宅訪問ならではの事だと思うので、今後もお宅訪問を開催してほしいと思います。



★森下さん宅★
森下さんは青葉園で活動されています。お宅訪問では自立生活を決意してから自立生活に至るまで十年以上かかった話や、小学校になるまで脳性麻痺と気付かなかった話などざっくばらんに話していただきました。


●利用者の感想
・産まれてから奨学生になるまで、脳性麻痺とわからなかったと言うお話しに時代を少し感じました。
・好きな歌手のコンサートに出かけるなど、有意義な生活をしてる事がわかってよかったです。

~8/17(月)~

☆神山さん宅☆

神山さんのお宅訪問ではざっくばらんにトークが繰り広げられました。
神山さん自身は骨形成不全症と難聴という障害があります。もともとメインストリーム協会で当事者スタッフとして活動されていて、現在は聴覚障害者自立生活センターLICにて活動されています。自立生活も10年以上ほこり、趣味の部分では歌手のコンサートに出かけている話などバラエティーにとんだ話が展開され、終始なごやかな雰囲気でお宅訪問が行われました☆

★清水さん宅★
清水さんは自立生活をはじめて十年以上になります。現在は青葉園で活動されてます。今回のお宅訪問では自宅ネコが侵入してきたエピソードや自立生活を始めたきっかけは、実際に自立生活してる人を見たことがきっかけで、自立生活を決断した事などをお話しいただきました。
●参加者の感想
・清水さんの両親は自立生活に理解があり、反対されずに自立生活に至ったと聞いて珍しいと思い驚いた。

・自立して楽しかったことは「里帰り出来ること」と言うことが印象的でした。

~8/27(木)~

★高橋さん宅★
高橋さんは昨年の7月から病院を出て自立生活を開始し今年の2月からマンションで生活しています。お宅訪問では幼少期の話、病院、施設時代の話、自立してからの話、多岐にわたって行われました。特に高橋さんの趣味である電車の話では高橋さん自身が乗り鉄であるという事から、今後どの様な電車に乗って出掛けたいかなどのトークで盛り上がりました。
また今後は自分と同じような環境である施設入所している人を一人でも多く地域に送り出したい、そのために活動していきたいとおっしゃっていました。
●参加者の感想
・こういう機会いがなければ話さなかったと思うので、よかったと思います。
・ 以外に大きな声が出るんだなと思いました(笑)

・今度あったら電車の話をしてみようと思います。

2015年11月5日木曜日

定期研修会 7月お宅訪問報告



こんにちは!
今年度の定期研修会①お宅訪問~7月編~の報告をします。

前回の研修会報告にもあったように、「6~9月の7のつく日はお宅訪問」ということで、今年度はアテンダントのみなさん全員にお宅訪問を受けてもらう形となっています。

お宅訪問では、自分史や、実家や施設ではなくなぜ自立生活の道を選んだのか、そして自立生活しているからこそ感じられる幸せを、それぞれの障害当事者に話してもらいます。
その話の中から、自立生活に必要不可欠な存在であるアテンダントという仕事について、もう一度それぞれが振り返ってもらえる研修になればと思っています。

その様な目的の中で、7月は広内・坂出・平岡・下地・坂本・藤原勝也・鍛冶宅での開催となりました。

写真を織り交ぜながら、それぞれの家でどんな会がもてたのか振り返ってみたいと思います。



○坂出さん宅○

自立するまで家族と暮らしていた坂出さんの自分史は、波瀾万丈。
 
当時は必死だったけれど、自立して8年経った今となってはネタにできる
 
びっくり仰天の自立するまでの話が坂出さんにはあります。


 
そんな話を聞いたことで、坂出さんを理解するヒントになったという感想がありました。
 
同行していたスタッフが何気なく言った、「相当の覚悟をもって自立したんだろうな・・・」
 
という言葉が印象的だった人もいたようです。
 
 
自立してからも大変なことはたくさんありますが、
 
自分で決めることの喜びや嬉しさがあることが伝わったという感想もあり、
 
坂出さんだからこそ伝えられる自立生活の大切さがわかってもらえたのかな
 
という印象を持ちました。


 


○平岡さん宅○

 
今回の平岡さんのお宅訪問では、年代やアテ歴も様々な人が集まりました。




私も前回のお宅訪問を同行させてもらったのですが、
 
意志の強い平岡さんの一面を再確認できる話がたくさんあったように思います。
 
幼少期や施設時代の話はとてもおもしろくて、実はたくましい平岡さん。
 
自立を反対していた両親を説得できた時の話は、とてもいい笑顔で話してくれます。
 

自立した当初から平岡さんを知る人は、成長されたなぁ~という印象を持ったようです。
 
最後はおきまりの恋愛話でこれからの目標を語ってくれました。
 




○下地さん宅○

ここでは下地流の個性爆発のお宅訪問が開催されました。
 
 
まずは、文章にした簡単な自分史を読み、
 
次に、昔放送された下地さんを追ったドキュメンタリーを見るという流れ。
 
 
メルマガで読んだ下地さんの自分史が気になって、今回下地宅を選んだ人もいたそうです。



 
何も包みかくすことなく、さらけ出して自立生活を送っているからこそ、
 
心から、介助者ありきの生活を楽しんでいるという事を参加者は感じたようでした。
 
 
また話を聞く中で、下地さんが築いてきたアテとの信頼関係も感じたようで、
 
参加者からも、自分もアテに入っている利用者とそうなりたいという感想がありました。
 
 
制度のない頃から自立生活を送ってきた下地さん。
 
今では想像のつかないエピソードや貴重な話が盛りだくさんで、
 
学生のアテンダントは時代の変化に驚いていました。
 
 
 
 
 
 
○坂本くん宅○
 
 自立して1年と少し。この間まで学生だった坂本くん。
 
今まで自分史を話す機会が少なかったらしく、
試行錯誤して準備をたくさんしてくれていました。
 
まずは自己紹介ならぬ、隣の人を紹介していく他己紹介を導入。
 
初対面同士の参加者が打ちとけられ良かったそうです。
 
 



 




終始和やかな雰囲気の定期研修会だったようです。
 
 
まだ自立して間もないですが、


坂本くんが自立生活に幸せを感じていることがよくわかった
 
 
という感想が多くありました。
 
 
これから、もっとネタが増えていきそうですね。
 
 
 
○勝也宅○
 
かっちゃんの趣味である、お茶の振舞いでスタート☆
 


 
 
高校まで勉強一筋だったかっちゃんが大学進学を機に、

メインストリームと出会ってどのように人生が変わったかという話や、

呼吸器を使う重度障害者としての自立生活が聞けたようです。

女性アテンダントからの感想は、普段交流のない男性当事者の話は

また違った視点から物事を考えるきっかけになり

とても勉強になったようです。


おまけで、お茶のうんちくまで聞けてラッキーだったとのこと。笑






 
 
ここからは写真はないですが、鍛冶&広内宅での感想です。
 
 
○鍛冶さん宅○
 
・自分には考えもしない人生だったので聞いていて面白かった。

・アテンダント⇔利用者お互いが言いたいことを言える場だった

○広内さん宅○

・利用者がどんな目的で自立生活をしているのか改めて考えるいい機会になった

・アテンダントと一緒に充実した生活を考えていくことが大切というのが印象的

・今までに生活をどのように築いてきたかわかって良かった

 






わたしも何件かお宅訪問に参加させてもらったのですが、

一人ひとり本当にそれぞれ、今までの自分史があり

それが基盤となって今の生活がつくられているんだなと感じました。

その生活には介助者が必ず必要であり、

介助者も一緒に生活をつくっていけることが

この仕事の喜びでもあるなと思いました。

 

2015年7月1日水曜日

2015お宅訪問全33回!!

2015年度のアテンダント定期研修会

去年までのたくさんのテーマから選ぶ選択制とはガラリと変えて

6月~9月の4カ月間、「7のつく日はお宅訪問!!」と称しお宅訪問をバンバン開催します。

お宅訪問とは、利用者のお宅に行ってその利用者さんのお話をゆっくり聞くという研修。
数年前に何回か行っていて、大変好評でした。

今年度のアテンダント研修会のテーマは「原点回帰」
普段の活動を振り返ることができるような戻内容を考えました。

毎年リクエストにあがっていたということもあり、今回はおもいきって、どのアテンダントさんにもお宅訪問に参加してもらえるような仕組みにしました。
ゆっくり利用者の話を聞いて、アテンダントの仕事についてじっくり考えることができればと思っています。


まず、6月のお宅訪問を一部ですが報告します

女子だけのお宅訪問になった新井宅
 障害者になった経緯の話や、施設での話でふだんは聞かないような話がでてきました。
新井さんの前向きな姿勢がよく伝わって印象に残っているとの感想



熱弁のやすおさん

 CPマスター障害者の王道を歩いてきたやすおさん
自立する前までの話で時間をたっぷい使っちゃうほどの盛りだくさんの内容
障害者の今までおかれている状況についての話が説得力がありよくかったとの感想




少人数でお互いに話しやすかった
生い立ちから趣味の話、自分の今のスタイルの話もたくさん話
もがちゃんの「アテンダントは自分の体の一部」という言葉が心に残ったというアテンダントさんもいました。


他にも感想は
・いつもアテンダントに入ってたり、仲のいい利用者とでも自立するまでの話はなかな聞けないので、ゆっくり聞くことができて本当にいい機会になった。

・事務所で講演をするよりも、実際に生活している家で話を聞くことは、普段とは雰囲気がだいぶ変わり、親近感が持てて楽しい。

・こんな話をもっと自立する前の障害者にどんどん伝えていってほしい


それぞれ自立生活の年数も違うし、そもそも育った環境も違う
自立を知ったきっかけや、決心した経緯もそれぞれ
そんなひとりひとりの生活、人生を聞いてもらうことができるのがお宅訪問なのです。

7月以降も7のつく日にお宅訪問をやっていきます。
積極的なフリー参加も大歓迎!事務所まで問い合わせてください。
 

2014年12月6日土曜日

2014.12.6 (土) 健常者として障害者運動に関わるという事

   


 本気で社会を変えてやろうと思っているのは障害者だけではないはず。

ということで今回は健常者がこの活動に関わる理由や熱い思いを知ってもらおうと思い長年、障害者運動に関わってきたDPI日本会議事務局長の崔 栄繁さんをお招きし、お語していただきました。



これが崔さんの講演スタイル




 研修前半、まずは軽くお勉強から。

普段、アテンダント活動をしているだけでは知らない障害者に関するおもな法制度(障害者権利条約や障害者差別解消法etc)や差別について(直接差別、関連差別、間接差別、合理的配慮)などについて分かりやすく話してもらいました。



みんな真剣に聞いてくれています。





しっかり制度のことをお勉強した後、
研修後半は、崔さんの自分史です。

障害者に寄り添って仕事する中での葛藤、障害者に関わる事で世界が広がっていくこと。
障害者運動に関わる中で法律、制度、人が変わっていく楽しさなどを話してもらいました。
その話の中で、障害者の一緒にいることでの気付いたエピソードを簡単に紹介します。


ある障害者の人は、電車に乗る時に駅員さんに決められた場所から電車に乗るのではなく、自分が乗りたい所から電車に乗っていました。

そしてスロープを出してもらっても絶対に「ありがとう」と言わなかったそうです。
一緒にいた崔さんは、始めは頭を下げていました。
駅員さんに対してそこまでするか?そこまで言うか?と思った事もあるけど、障害者の人と飛行機に乗ったり、ご飯を食べに行ったりと色んな所に行く中で疑問が出てきました。
「なぜ、障害があるだけで頭を下げなければならないのか。」
「どこに行っても、いちいち頭を下げなければならない社会は生きにくいのではないか…。」
自分が感じた経験談をしてくれました。


同じような状況に出くわした人も多いのではないでしょうか。
そんなエピソード話はいくつもあり、アテンダントさんは共感できる話が多かったのではないかと思います。

また、崔さんが障害者に関わる時に意識していたことは、
・障害者に言われたことは断るのはやめよう。
・知ったかぶりはやめよう。
・とにかく言われたことをそのままやること。
障害者も失敗やケンカをすることも大事です。

失敗から学ぶこともあります。
当たり前なことかもしれないけど、日々のアテンダント活動の中でも自分はどうしているかなと振り返りができる話もありました。




公演の最後には、今後の目標を語ってくれました。


ずばり!

「障害者がものが言えるような制度」
「障害者がいちいち頭を下げなくてもいいための制度」を作ることです。

そんな制度ができれば、障害者も住みやすい社会になっていきます。

社会を変えたいと障害当事者と同じ志を持った崔さん。
本当に熱い気持ちをもった人です。
障害者が住みやすい社会=みんなが住みやすい社会になるようにこれからも一緒に活動していこうという気持ちにさせられました。





≪アテンダントさんからの感想≫
・介助者として介助している時の喜びや楽しみを、思い出しました。
・当事者と当事者の周りの介助者で社会が変えられるのが本当に素晴らしい事だと思いました。

・みんなそれぞれ違うけど、共に住みやすくするためにはどうすればいいか、考えながら働きたいなと思いました。
・毎年やってほしいくらいよかったです。


全体的に好評な意見が多くありました。
今回の話を聞いて障害者運動に関わるのおもしろいなと思う人が1人でも増え、メインストリームの活動やアテンダントという仕事を誰かに説明する時に役立てば良いなと思います。
また、このような研修会をしていこうと思いますので是非ご参加下さい。




参加人数 44名

2014年11月30日日曜日

2014.11.30(日)25年前のメインストリームへタイムスリップ

2014年11月11日でメインストリーム協会は25歳になりました!!


今回の研修では、25周年を迎えたメインストリームの設立当時の話を聞いてアテンダントの原点を振り返ってみようということで、
設立当初から関わっている人たちに集まってもらい、当時の話をしてもらいました。




設立当初からのレジェンドメンバーたちに、パネリストとして登場してもらい、

メインストリームを設立しようとした思いや、アテンダントサービスを始めた経緯、

自立第1号の下地さん、第2号の飯塚さん、第3号の木村さんからは、
アテンダントの制度も整っていない中、施設や親元から自立をしようと決意した思い、
自立してからのアテンダントを使っての生活の話を苦労話も含めておもしろおかしく話してもらいました。

例えば、今みたいに携帯電話なんてない時代なので、20人そこらのアテンダントの名簿を渡され
て、自力で(しかも足で)アテンダント依頼の手紙を書いたり。

電話でのアテンダント依頼のときは、家の電話だから、家族に言語障害聞き取ってもらえず、変ないたずらだと思われて、電話を切られてしまうし。。。。などなど

おもしろ話だけでなく、どのように交渉し、制度を獲得してきたかという、介助制度についての話もしてもらいました。
25年かけて変わってきた様子がよくわかり、今との状況違いに、驚くアテンダントさんも多かったですね。
与古道町の事務所の風景


当時は有償介助という考えは、世間は受け入れにくかったため、なかなか介助者が集まらなかったけれど、
「障害者も普通に遊ぶし、そのためには介助者が必要なんだ」ということを理解したアテンダントたちが、友達を連れてきてアテンダントの輪が広がっていった。
それで、自立する人も増えていき、メインストリームは大きくなっていった。といった話しを聞き、
アテンダントとして関わる場合でも障害者運動の大いに協力できるんだということを改めて気づけました。


92年当時のアテンダント研修



当時のニュースにアテンダントサービスをやり始めたところのメインストリームが取り上げられた映像や、写真なども見てもらって、メンバーの若かりし頃の姿を見れたのもおもしろかったですね。
取材された映像類は残っているので、興味がある方はスタッフまで声をかけてください♪



写真を使って年表もつくりました



アテンダントに入っているだけでは、なかなか聞けない昔話、みんなの若かりし頃のおもしろエピソードがたくさん聞けました。

いつ、潰れてもおかしくない状況だったけど、楽しみながらやっていくというメインストリームのスタイルは昔からあって、阪神大震災で被害にあったときもピンチをチャンスに変えるポジティブさ。

何をやるにしても、自分が楽しんでやってるかが大事と、元健常者スタッフとして働いていた本田さんからの話もありました。




参加したアテンダントさんからの感想をちょっと紹介します。
↓↓↓↓
●今とは全く違うという事を知り、当時の大変さを知ることができた。
けれども、同時にとても楽しそうで、これがメインの原点かなと思いました。

●25年前の障害者への対応、認識が厳しい時代に立ち向かい、生活をよくしていこうという強さに感動しました。
こうしてメインのことが知れることは、どのようなところで働いているかを説明するときに役立ちます。
非常に有意義な時間を過ごすことができました。

●過去のエピソードで知らなかったこと多かったし、アテンダントという仕事について改めて考えることができた。


感想を聞いて、やはり過去の事を知ることは大事だなとわかり、今回の研修を企画して良かったと思いました。
しかし、ホントは研修という形ではなくても、普段の事務所や利用者の家で、
いろいろたくさん話、過去のことだったり、今のことだったり、これからのことだったりを
たくさん話していくことも大事なことですよね。

研修で話した内容も、それ以外の内容でもまだまだおもいろいエピソードはあるので、
ぜひ積極的に聞いていってみてもらえれらと思います。

今回の研修会の参加ありがとうございました。


参加人数 56人