2014年10月17日金曜日

2014.10.17(金)  自立生活における医療的ケアについて

日時:10月17日(金)
ところ:メインストリーム協会

みなさん定期研修会参加ありがとうございました。
この定期研修会を受けて何が医療行為なのか、メインストリームではどのような医療行為をしているか分かってもらえたかと思います。

今回は少しでも医療行為の事についてアテンダントのみなさんと話し合ったり、考えたりしていこうと思いました。
僕たち障害者はアテンダントに医療行為をしてもらう事により自立生活ができています。

過去ではできなかったことも少しずつですがアテンダントのみなさんにしてもらえるようになってきています。


最後にしたグループワークではこれから医療行為が増えていく中、アテンダントと協力しながら生活する上でアテンダントは何が出来るか、事業所は何が出来るか、利用者はどうしたらいいか、社会にどうしていけばいいかなどを5グループに分かれて話し合いました。
グループの中では医療行為をしたことがある人もない人も入り混じって、普段から疑問に思っていたことやこれから自分たちがどうしたらいいかそれぞれアテンダント同士で意見が出て各グループで盛り上がりました。
グループワークで出た話を少し紹介します。
<社会>
・近所の人も含め、一般に向けて重度障害者が社会で暮らしていることの理解
・医療行為に対するリスクと責任を障害当事者が背負っているということの理解
・医療関係者と障害当事者の連携
<事業所>
・地域生活における医療行為についてしっかり勉強する。
・危機管理についてはどのように考えているのか?
<利用者>
・利用者の危機管理、準備
・利用者本人が医療行為について、しっかりとした知識を持っていてちゃんと伝えて欲しい
・医療行為のマニュアル化
<介助者>
・医療行為を極端に特別視しない。(慣れ)
・介助者同士の情報の共有。
まだたくさんありますが各テーマの中から抜粋しました。


今後、歳をとるにつれ障害当事者の重度化が進んで日常生活の中で医療行為が必要になってきている事は確かです。
利用者の危機管理であったり利用者本人がしっかりと医療行為の知識を持っておくなどの意見があがっていました。
緊急時の対策やマニュアルなど自分たちでできる工夫をすることが大切なことだと感じました。


これからも医療のことについて考えていかいないといけない課題の一つだと思っています。
今までは病院や施設から自立をしようと考えていても医療行為があるために、自立できないと思っている人が沢山いました。
どんな重度な障害があっても、どんな医療行為があっても地域で自立生活ができる社会を作っていきたいと思っています。
そのためには、医療行為を理解したり、医療行為に関して利用者、アテンダント、事業所と連携を取ることが必要です。
この定期研修会だけで終わるのではなくこれからもこういった研修などを取り入れていこうと思います。
その時はみなさん是非参加してください。


定期研修会参加ありがとうございました。

参加人数 33名