2016年4月11日月曜日

定期研修会 グループディスカッション報告


みなさんこんにちは。

遅くなりましたが、定期研修会のグループディスカッションの報告をしたいと思います。


2015年度の定期研修会は「原点回帰」をテーマに今までの選択制の定期研修会ではなく、アテンダントのみなさん全員に同じ内容の研修を受けてもらい、日ごろのアテンダント活動について振り返ってもらうために、お宅訪問とグループディスカッションの2つの研修に絞ってアテンダント定期研修会を実施しました。


グループディスカッションでは、「アテンダント活動を振り返ろう」というテーマで、参加者が経験年数のバラバラな少人数のグループに分かれて(2015年度に入った新人さんは新人だけのグループ)

①アテンダントを始めたきっかけは?
②障害者観は変わった?
③この仕事を続けている理由は?

というこちら側が用意した議題をベースにして、またそれ以外のアテンダントさんがメインストリームに思うことや普段の介助中に悩んでいることなど話し合いました。
その後、各グループで一人発表者を決めてグループで話し合ったことや感じたことを発表してもらい、他のグループがどんな様子だったかを共有しました。

 

グループディスカッションは、7月 9月 11月 1月 3月 の計5回おこないました。

グループディスカッションは5回行いましたが、ここではまとめて報告したいと思います。
それでは、グループディスカッションの様子を振り返っていきたいと思います。





①アテンダント活動を始めたきっかけ

アテンダント活動を始めたきっかけでは、学校まわり、知人の紹介でアテンダントを始めたという意見が大多数を占めていました。少数派としては、メインストリームのホームページを見てという人もいました。

②障害者観は変わったか?

アテンダントをする前は、障害者のイメージといえば、かわいそう、何もできない、大変というイメージを持っていたが、アテンダントをはじめてから障害者が自分で指示を出して介助者を使ったり、健常者と同じように旅行に行ったり、お酒を飲んだり、自分の好きなことをしているのを見たり、実際に関わっていくと、かわいそうとかいうイメージが無くなったという意見がありました。

また障害者観は良くも悪くも変わっていないという意見がありました。それは、障害者や健常者という見方をしていなくて一人の人間として見ているからという意見でした。

③この仕事を続けている理由

この質問に対しては、やめる理由がないから、利用者との人間関係ができお互いのことが分かっていて働きやすい、居心地がいい、働きやすい環境、利用者の成長や喜ぶ姿をみるのが嬉しい、自分が成長出来る、将来に活かせるから、時給が高いから、といういろんな意見がでました。
いろんな意見がでましたが、みんなに共通したのは、このアテンダントの仕事が好きだからということでした。

〇その他の印象的な意見

自分がもし障害者だったら自分に介助されたいか?という質問に対して、普段介助に入る時から相手(利用者)の立場になって考えるようにしている。

アテンダント活動は人によって見える景色が違うので、役者になれる。

メインストリームの事務所に入りにくい。

この意見は多くのグループから出ました。




〇参加者の感想

・自分と違う視線の人と話しをすることで、改めてアテンダントの役割や意味を考えられて良い機会   になった。

・少数のグループでの意見交換と普段は見かけない人とも楽しく研修ができた。

・これまでのアテンダント活動を振り返って、自分がアテンダントを続けている理由を改めて考える機会になった。




今回の定期研修会はみんなに同じ内容の研修を受けてもらうためにお宅訪問、グル―プディスカッションを企画しました。

当たり前のことですが、経験年数や物ごとを見る角度の違いから上記にも触れたように、活発な意見が飛び交いました。

今後も定期研修課としては、これらの意見を踏まえつつアテンダント活動に活かせるような研修会にしていきたいと思っています。

これからもスタッフ、アテンダントそして健常者、障害者の垣根を越えて少しでも障害者観が変わるように一緒にやっていきましょう。

よろしくお願いします。