2016年1月20日水曜日

定期研修会 お宅訪問報告9月~

 みなさんこんにちは!
 
定期研修会①のお宅訪問の9月と予定を変更して11月、12月に開催されたい分を報告したいと思います。
 
では、早速ですが9月のお宅訪問から~
 
〇江富さん宅〇
 
江富さん宅には、アテンダントを始めてまもない人から経験年数の長い人、男性女性と色々なアテンダントさんが参加してくれました。
江富さんが生まれてから自立をしてから現在に至るまでの自分史を話してくれました。
家にいた時は基本的に母親に介助をしてもらっていたが、家族の変化(祖母の病気)で介助をあまりしてもらえなくなり苦労したことや自立をした当時はよく家で介助者を招いてパーティーをしていたこと、メインストリームで何か役割を持ちたいと思い、今、木曜日の生活介護の時間でやっている喫茶トミーを始めたきっかけを話してくれました。
自分史の後、アテンダントさんから江富さんへ質問が結構でました。「江富さんのこれからやってみたいこと、夢はなんですか?」という質問で「夢は結婚すること!」という答えから、話が盛り上がり、どうしたら江富さんの恋愛がうまくいくかをみんなで話し合いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
〇井内さん宅〇
 
井内さん宅は、自己紹介で始まり、25年前のビデオを見て井内さんの自分史、質問タイム、感想を共に共有するといった流れでお宅訪問が行われました。
障害があっても、障害をその人の個性ととらえて、社会の中で色々な人と関わって健常者と同じように自分らしい生活をしていること、自己決定、自己責任や恋愛の話などを話してくれました。
井内さんの前向きな姿勢、まっすぐに向き合う姿勢などが伝わり、とても井内さん雰囲気の会になりました。参加者には自立の重要性が伝わったんではないでしょうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここからは、写真なしの報告になります。
 
 
〇甲斐さん宅〇
 
甲斐さんは元々アテンダントとして活動していて、病気をきっかけでアテンダントから利用者になった人でアテンダント、利用者の両方の立場を経験した人とは違った経歴の持ち主です。
そんな甲斐さん宅のお宅訪問では、アテンダント時代の話、利用者になった時の心境、生活の変化などを語ってくれました。
アテンダントをしていた時は「自分が介助者として一番」という気持ちを持っていた。
アテンダントの経験、メインストリームに関わっていたから病気になった時に精神的に落ち込んだりすることはなかったという話でした。
甲斐さんの話から、アテンダントをしていたからこそ、介助やメインストリームの活動を通じて障害があっても介助者を使って自分らしい生活ができるということを知っていたから自分が急に利用者になったとしてもそれほど落ち込まないでそれを受け入れることが出来たのだと思います。そういうところもアテンダントという仕事の大事な要素だと感じました。
甲斐さんの話はとても貴重でした。
 
 
〇植木さん宅〇
 
ここでも植木さんにしか出来ない貴重な話が聞けました。
障害、施設、セクシャルマイノリティー、自立生活のことを中心に話をしました。
性同一性障害という障害を受け入れることが人生のターニングポイントになったということを参加者に分かりやすく伝えました。
また、話の他に物色TIMEという部屋の中を自由に探索してもらうという時間を設けて、話をきくだけでなく視覚的にも植木さんのことを理解してもらいました。
 
参加者の感想
・性同一性に関する話は普段聞く機会がないので色々と知ることができた。
・自分自身がまず障害を受け入れないとなかなか植木さんがしたい方向にはなかなか進めないん    やな。
 
〇牧井さん宅〇
 
牧井さんと馴染みの深い人や浅い人、初対面の人などバラエティーにとんだメンバーで少人数ということもありリラックスした雰囲気で和気あいあいと行われました。
何気ない電車の音でさえ牧井さんにとっては自立生活を実感するもの、趣味の短歌やスポーツ観賞の話から地域での自立生活を楽しんでいる様子がすごく伝わる内容の会になりました。
 
参加者の感想
・生活の自由さが手に入れるという意味で大変なこともあるけれど地域での自立生活の大切さがよく分かった。
・すごく生活を楽しんでいる様子が聞けて良かった。
 
 
〇新井さん宅〇
 
新井さん宅では自分史を通して、事故で障害者になったこと、恋愛、施設での話、障害をもってからの人生の話をしました。新井さんとあまり話したことがない人が参加されていたので、新井さんのことを良く知ることの出来るお宅訪問になりました。
 
参加者の感想
・新井さんの過去の知らなかった話を聞けてとてもためになりました。
・障害者のイメージがさらに良くなった。
・途中で障害者になっても、好きなことが出来るということを知れて良かった。
 
 
〇横須賀さん宅〇
 
大学教授をしている横須賀さんからは、メインストリーム協会に対して中立の立場からメインストリームの現状や障害者運動のこと、介助者との関わり関係のあり方について横須賀さんが培った経験をもとに話してくれました。
利用者とアテンダントの関係性やコミュニケーションの大切さなど、改めて重要だと感じた。という参加者の感想にありました。
 
 
〇木村さん宅〇
 
木村さん宅では、女性だけで行われました。初めに木村さんの人生を話して、その後に質問の時間をとってアテンダントさんから木村さんへの質問だけでなく木村さんからアテンダントさんへの逆質問もありお互いに意見の交換が出来ました。
他のアテンダントさんの様子や悩みも聞くことが出来き自分だけではないんだと思うことが出来た。
とたという感想がありました。
 
 
〇飯塚さん宅〇
 
延期になっていた飯塚さんのお宅訪問を11月と12月に行いました。
両日とも参加者が少人数ということでみんなで輪になって話の途中でも質問があればその都度質問するという形式で行いました。
過去のアテを使って生活する中での失敗した時の話や飯塚さんの写真など普段なかなか聞けない話が聞けたり見ることが出来ました。
また、飯塚さんから参加者にアテンダントを始めたきかっけは?などの質問があり、ただ話をきくだけではなく、アテンダント活動について振り返ることの出来るような内容でした。
 
 
 
以上がお宅訪問9月からの分の報告になります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2016年1月6日水曜日

【8月】お宅訪問レポート♪

更新が大変遅くなり、申し訳ありません。

8月のお宅訪問の報告をします。

~8/7(金)~
☆土井さん宅☆
土井さんは自立生活を始めて12年になります。
お宅訪問では、自立生活に至った経緯や趣味の話で盛り上がり、終始なごやかな雰囲気で進んでいきました。自立した経緯としては、先にスタッフである下地さんが自立をしていて下地さんの生活を見て、『これなら自分も自立生活が出来るかも!?』と思い自立生活への思いを膨らませいたそうです。ほかにも自立生活をする前に、当時メインストリーム協会が企画していた、『メインストリームツアー』にも参加したそうです。(←このツアーは実際にアメリカに出向き、本場の自立生活というものを肌で感じるというものだそうです)
土井さんはお宅訪問の最後に自立生活を1人でも多くの若い障害者にして欲しいとおっしゃっておられてました。




●参加者の感想
・土井さんとは単発でのアテンダントのみでの間柄だったので、色々自立した経緯など知れて良かった。
・普段は土井さんの趣味の話ばかりしているので自立した当初の話を聞けて良かったし、これらの話を聞ける機会はお宅訪問ならではの事だと思うので、今後もお宅訪問を開催してほしいと思います。



★森下さん宅★
森下さんは青葉園で活動されています。お宅訪問では自立生活を決意してから自立生活に至るまで十年以上かかった話や、小学校になるまで脳性麻痺と気付かなかった話などざっくばらんに話していただきました。


●利用者の感想
・産まれてから奨学生になるまで、脳性麻痺とわからなかったと言うお話しに時代を少し感じました。
・好きな歌手のコンサートに出かけるなど、有意義な生活をしてる事がわかってよかったです。

~8/17(月)~

☆神山さん宅☆

神山さんのお宅訪問ではざっくばらんにトークが繰り広げられました。
神山さん自身は骨形成不全症と難聴という障害があります。もともとメインストリーム協会で当事者スタッフとして活動されていて、現在は聴覚障害者自立生活センターLICにて活動されています。自立生活も10年以上ほこり、趣味の部分では歌手のコンサートに出かけている話などバラエティーにとんだ話が展開され、終始なごやかな雰囲気でお宅訪問が行われました☆

★清水さん宅★
清水さんは自立生活をはじめて十年以上になります。現在は青葉園で活動されてます。今回のお宅訪問では自宅ネコが侵入してきたエピソードや自立生活を始めたきっかけは、実際に自立生活してる人を見たことがきっかけで、自立生活を決断した事などをお話しいただきました。
●参加者の感想
・清水さんの両親は自立生活に理解があり、反対されずに自立生活に至ったと聞いて珍しいと思い驚いた。

・自立して楽しかったことは「里帰り出来ること」と言うことが印象的でした。

~8/27(木)~

★高橋さん宅★
高橋さんは昨年の7月から病院を出て自立生活を開始し今年の2月からマンションで生活しています。お宅訪問では幼少期の話、病院、施設時代の話、自立してからの話、多岐にわたって行われました。特に高橋さんの趣味である電車の話では高橋さん自身が乗り鉄であるという事から、今後どの様な電車に乗って出掛けたいかなどのトークで盛り上がりました。
また今後は自分と同じような環境である施設入所している人を一人でも多く地域に送り出したい、そのために活動していきたいとおっしゃっていました。
●参加者の感想
・こういう機会いがなければ話さなかったと思うので、よかったと思います。
・ 以外に大きな声が出るんだなと思いました(笑)

・今度あったら電車の話をしてみようと思います。